259: ◆DAbxBtgEsc[saga sage]
2011/08/14(日) 01:52:50.23 ID:xlKYvBbQo
・・・
「なんなのよ、もう……」
久慈川りせは一方通行に追いかけている。
帽子をかぶり、ポニーテールをはためかせ走るその様はトレーニング中の女性のようであった。
とはいえ、こちらも人ごみに捕まって、思うように一方通行達に追いつけなかったが、
後姿が見えなくなる程では無いのでその距離を保ち続けている。
そして10分程走っただろうか、一方通行が突如として大きく跳躍して100m先まで一瞬で進んでしまった。
「はぁ!?なにあれ、あんな事も超能力ってできるの!?」
ていうか、能力は一人につき一つとか言っていなかったか?
一方通行は自身の能力を光学迷彩で光を歪めるとか何とか言っていた気がする。
その能力であんな跳躍、ありえない。
(と言う事は、何か嘘をついていた?)
何のために?
一方通行が入った路地裏を確認しながらも、思考を続け、駆け続ける。
しかし思考の先に答えを見出す事は叶わず、
その前に路地裏に差しかかったので、直接一方通行に聞けばいい、と思考を打ち切った。
そうして見つけた一方通行は。
―――血まみれで金髪の女に立ちふさがっていた。
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