260: ◆DAbxBtgEsc[saga sage]
2011/08/14(日) 01:56:28.91 ID:xlKYvBbQo
・・・
血が流れ落ちる。
それを見たインデックスと月詠小萌は顔を真っ青にさせ、
オリアナ=トムソンは怪訝そうな表情を浮かべていた。
(もしこの白髪の子が魔術師なら、何かしらの対処をするはずだけど……)
明らかに、インデックスの味方をする少年はオリアナの攻撃を受け止めた結果、血を流している。
と言う事は、インデックスが知り合ったこの街の住人……なのだろうか?
(でも一瞬にして私とあの子の間に入り込んだ……)
魔術は関係ないが、この街の能力者と言う事なのだろう。
ならば警戒するに越した事はない。
とはいえ、魔術に関係の無い人間をまた傷つけてしまった後ろめたさか、
目の前の少年には退いてもらいたいとも思っているが。
(それに、本当に関係なさそうな子も混ざっちゃってるしね……)
これ以上、一般人には手を出すまいと誓いながら、チラリとインデックスのさらに奥に居る2人を見やる。
2人は状況が飲み込めず、ただただ一方通行の怪我を見て顔を真っ青にさせていた。
「……で、お前はなンだ?」
一方通行は、自身の胸のあたりを触り傷の様子を確認すると、能力を発動させる。
久々に使った血流操作が、自分を守る為とは皮肉だなァ、と自嘲しながら。
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