過去ログ - とある仮面の一方通行 そのに
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266: ◆DAbxBtgEsc[saga sage]
2011/08/14(日) 03:03:17.62 ID:xlKYvBbQo
「一言で言えば、『星座』を利用した術式かな。効力は知ってると思うけど、対象地の『支配』。
 とはいえそんな大それた術式を、ちょっと陣を築いたり、ちょっと絵を描いてみたりと、
 そんな簡単な条件でこなせるわけがないよね」

インデックスの言葉にステイルは頷く。
魔術をある程度知った一方通行や上条も、何となく理解しているようで、
各々が独自に噛み砕きながらインデックスの言葉を待っていた。

相変わらず、久慈川と小萌先生は頭にはてなを浮かべていたが、
口をはさむ場面では無いと思っているのだろう。黙って話を聞いていた。

「重要なのは、『時間』と『場所』。
 『使徒十字』の十字架は夜空の光を魔法陣という一点に集める為の装置……
 ええっと、科学風にいうんだったら……」

「パラボラアンテナ、ってとこかァ?」

「そう、それかも!で、その光を一点に集めることで星座から莫大な力を借りることが出来るの。
 それによって、その十字架を中心に術式が展開されて行くんだよ」

「成程、どのくらいすげえ力かわからねーけど、
 それだけの力があれば『使徒十字』による魔術は完成するってことだな?」

「その通りかも。でも、正しく必要なだけの光を集める為には、周りに陰りが無いような……
 そうだね、開けた平地とか、高い丘の上とかが有効だと思う」

「つまり、学園都市内でそう言った場所をあたっていけば……」

「何処かにさっきの魔術師が居るはずかも」

インデックスの簡潔な説明に光明を見出したのか、
上条は物凄くうれしそうに、ステイルは少しだけ口角を上げ喜んだ。

今までは追う側で常に後手後手に回っていたから、鬱憤もたまっていたのだろう。
何にせよ、それだけ分かれば、術式発動の阻止も可能のはずだ。

2人はすぐさま行動を起こすべく、動き出した。
しかし、それを大きな傷を抱えた一方通行が止める。


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