287:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/08/15(月) 09:08:10.36 ID:BjnNGAqgo
ガチャ、と美鶴が扉を開くと、そこには誰も居なかった。
とはいえ聞き耳を立てていたのは承知していたので、慌てて逃げたのだろうな、
とその様を想像して美鶴は微笑む。
チラリと下から布片が見える長椅子を見やると、何事も無かったかのようにその場を後にした。
そして、美鶴が階段から降りて行ったのを確認すると、4人は長椅子の下かニュッと出てきた。
「ふぅ〜、ギリギリチョップだったクマねぇ」
「何がギリギリよ!あれ、どうみてもバレたわよね……」
「well、熟知してるとか言って結局隠れた場所は誰でもわかる長椅子の下だしね」
「仕方ないじゃないですか!熟知してるからこそ隠れる場所がないと瞬時に判断したんです!」
「なァにが隠れる、だよアホ共が……」
「「!!?」」
「病院内では静かにしろって何度言えば分かるンだァ……?」
突如現れた一方通行は、4人に病室に入るように促し、先にベッドへと戻っていく。
4人は顔を見合わせると、一方通行と同様に再び病室の中に入っていった。
「芳川も居れば結構話も進められそォなンだが……」
居ないものは仕方が無い。
研究者の観点も欲しかったのだが、とりあえず今いる面子でこれからについて話し合うしかないだろう。
そのように考え、先程美鶴から受け取った情報と美鶴達について話を始めた。
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