356: ◆DAbxBtgEsc[saga]
2011/08/22(月) 18:45:35.39 ID:s41Jc9Bko
フルボッコだった。
余りの言われよう(と言うかパシリは浜面の願望ではなく、強制されたもの)に浜面は何も言えなくなった。
何となく目のやり場に困って、唯一何も言ってこない優しき少女の方を見やる。
「あーあ、優しいのは滝壺だけかあ。
文句あるなら自分で取ってきてくれよな、つーか何で俺ここに居るの?」
味方がいない、まさに四面楚歌の中で見た希望の星、何も文句を言わない優しい滝壺。
そんな滝壺に助け船を求めるべくパシリにされていることへの嘆きを呟くのだが、
「……ぐー、ぐー……」
「寝てる!?と言う事は俺の味方確定ではないのか!?」
味方か敵かと問われたら、中立だった。
浜面のぬるジュースを見ていない為どのようなリアクションを取るのかは、不明。
すなわち滝壺が起きるまでは、敵しかいない状況で、とどのつまり圧倒的危機だった。
「きっと滝壺さんも目を覚ましたらこのぬるい飲み物達を見て、
「流石の私も超応援できない」って言うに違いないです」
「いいやそんなことはない!!滝壺だけは俺の味方で居てくれるはず!
じゃないと不公平だ!ただでさえ男1人で肩身狭いというのに!」
絹旗が浜面を絶望の淵に追いやるべく悪魔の囁き攻撃をするが、
浜面はそれに負けじと反論する。と言うかただの希望的観測だった。
「逆だと思う。結局、中途半端に浜面の味方なんてしたら、
勘違いして付け上がるに違いない訳よ!」
「その幻想は初対面の時にぶち殺されてるので是非とも安心してほしいものだぜ」
「いや、ジュースもまともに運べねえ浜面だ。
きっと学習能力ゼロで滝壺と2人きりになったら、
滝壺がどんな目に会うか分かったもんじゃないって」
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