381: ◆DAbxBtgEsc[sage]
2011/08/24(水) 17:32:19.23 ID:VIc86ugYo
「あのガキ潰すのに車1台なんて甘っちょろいことしてんじゃねえよ。
だから言っただろ?俺が出るってよぉ」
「ンだよ、木原くンかよ。思わせぶりな登場しておいて、今更何の用だァ?
つゥかそこに転がってるクソ共だって限りあるだろーって思って助けてやったのによォ。
俺の善意を踏みにじりやがって、返せよ俺の善意」
木原数多。
かつて一方通行の能力開発にも携わった事のある研究者で、
今は『猟犬部隊』を率いている部隊長でもある。
そんな男が、こんな所で、そして自分に何の用なのか。
木原は手に付けたグローブをいじりながら、一方通行の発言に対して笑った。
「ハッ!使えねえ奴が残ってる方がこっちとしては迷惑なんだよ。
いわばゴミ処理みてえなもんだなぁ。ま、お前もその中の1人なんだと。
だから悪ぃーんだけど、ここで潰されてくんねーか?」
「あァ?何言ってンだお前?俺の能力研究に匙投げてどっか行った人間とは思えねェ発言だなァ?
どっちが上でどっちが下か、そこンとこわかってますゥ?
まずは上下関係はっきりさせるべくゆっくり話し合うべきだと思いませンかァ?」
「あっはっは、イイ提案だなそりゃ。あんまり素晴らしい提案なんかしてくれんなよなあ?
思わず、殺したくなっちまうから。昔からお前はむかつくガキだったよなぁ?
いやあ失敗失敗。あの時さっさと処分しちまえば、
こんな憎たらしいガキが世間様にご迷惑をかける事も無かったのになぁ」
木原は、両手を広げまるで恋人に向かって抱擁をしに行くような体勢で、無謀にも悠然と近づいてくる。
そして一方通行の元まで残り5m程になったところで、笑みを消して言い放った。
「……つーわけで、[ピーーー]わクソガキ」
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