424: ◆DAbxBtgEsc[saga]
2011/08/27(土) 21:54:26.88 ID:xDGXGo14o
「最も、あんたらは真っ黒みたいだけどね。
どんないい場所にも黒い部分はあるってことかな」
「何者だ」
「商売敵ってとこ?まあ別にあんたらがあいつらを殺っても良いんだけど、
ターゲットを横から取られるのは気に食わないの」
「……殺せ」
木原は黄色い女と問答をするつもりはなかったらしく、迷わず部下達に女の処分を命じる。
それと同時に部下達は行動を開始するが、
「やめとくコトね……ってもう手遅れか」
部下達が構えた銃から、銃弾が放たれる事は無かった。
引き鉄を引く寸前に、バタバタと部下達がうめき声を上げながら倒れて行く。
それが当たり前のように、一切の抵抗なく。
木原はそれを見て眉をひそめる。
「なんだそりゃ」
「見て分かんない?」
「分かんねーから聞いてんだよ。馬鹿かテメェは」
「分からないとすぐ答えを求める、ひょっとしてゆとりなの?」
「ブチ殺すぞ」
「おー怖。にしても、殺意があっても敵意は無しと来たか。
殺す事が当たり前で、その辺の雑草を摘む程度にしか思っていない。
少なくとも、私程度には腐ってるわけね」
木原は、そんな女の言葉を無視しながら、
まだ意識のある部下達に億劫そうに指示を出す。
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