426: ◆DAbxBtgEsc[saga]
2011/08/27(土) 21:56:34.30 ID:xDGXGo14o
・・・
上条当麻と御坂美琴、そして打ち止めは雨の中立ちつくしていた。
そこには濛々と燃え盛るワンボックスカーと、
先程見たアンチスキル達のように身動き一つしない黒づくめの武装をした男達。
しかし、その男達は何となく正規の部隊には見えなかった。
別に武器に関して詳しい訳でも無いので、アンチスキルの武装と男達の武装の違いが
分からないのは事実なのだが、あくまでも何となくだ。
目の前で意識を失い倒れ伏す男達が何者なのか考えていると、打ち止めが口を開く。
「あの人たちに襲われたの。ってミサカはミサカは黒づくめの事を思い出して話してみたり」
打ち止めが嘘をつく理由は無い。ならば本当なのだろう。
たとしたら、目の前の男達は一体何だ?何故、打ち止めを襲うのだろう。
そして、
「一方通行はここで戦ったってことだよな」
「そうだよ、ってミサカはミサカは答えてみたり」
「ってことは、一方通行がこれを……?」
「そこまでは分からないかなってミサカはミサカは……」
「あっ、ご、ごめんね打ち止め。あなたは一方通行のことを途中までしか見れなかったんだよね」
そこで3人は口を閉ざした。
状況を何とか理解しようと試みるものの、分からない。
当の一方通行が居ないのだから仕方ない。
とりあえず無事か確認すべく連絡をしようかと思い携帯を開いたのだが、電話がつながらなかった。
「出ないじゃなくて、繋がらない……?」
それは上条達の不安を煽るものだが、一方通行の事だ。何か行動を起こしているに違いない。
一旦一方通行の事を頭から外して、目の前の状況について考える。
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