過去ログ - とある仮面の一方通行 そのに
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427: ◆DAbxBtgEsc[saga]
2011/08/27(土) 21:57:27.41 ID:xDGXGo14o
(まず、こんなひでぇ状況なのに、誰も居ない、来てないってのはおかしい)

どうやら御坂も同じようなことを考えていたらしく、
辺りを見渡しながら呟くように語りかけてきた。

「ねえ、何で『倒れている人』しか居ないのかな……?」

「ああ、こんな異常な状況だ、誰かしら通報してもおかしくないのに」

現状の異様さに息をのむ2人だったが、
そんな中で打ち止めだけは1人黒づくめの男達の1人の懐をあさっていた。

何をしているのだろう、と上条達はぼんやりと思うが、
打ち止めは突如として何かに気付いたように顔を上げ、こちらへと駆けこんできた。

「奴らが来た!ってミサカはミサカは2人を物陰に引っ張ってみたり!」

奴らとは?と2人は思うが、十中八九『仲間達』の事だろう。

武器の事には詳しくないが、あのように完全武装する連中だ。
スキルアウトの様な素人ではなく、訓練されたプロなのだろう。

そんな奴らに追われた時、逃げ切れるかと問われれば無理と言わざるを得ない。

足元は水たまりが池のように溜まっており、
靴の中どころかくるぶし辺りまで水につかってしまうが、この際気にしていられない。

何故なら3人が車の影に隠れ、その視線の先にはヘッドライトも付けずに、
まるで人目を避けるように走って来た奇妙な黒いワンボックスカーから黒づくめの男達が現れたからだ。

数にして10人程。素手で戦えば勝てないし、ペルソナを使ったところで狙撃される方が早いだろう。
男達は全員肩にサブマシンガンを下げ、他にも腰に手榴弾や拳銃で武装している。
どう見てもアンチスキルがして良い武装では無い。

そんな中、御坂美琴だけはその男達を強い意志を以って見据えていた。
思わず上条は御坂に尋ねる。


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