539: ◆DAbxBtgEsc[saga]
2011/09/09(金) 14:42:37.70 ID:5XMi+z0uo
(なら、目的はなンだ?)
こう考える事も出来る。
木原は自発的に行動をしているのではなく、誰かからの指示を受け、こうして動いている。
木原数多と言う男を動かせる存在となると、学園都市内に何人もいるとは思えない。
(こりゃ下手すると……統括理事会……いや学園都市そのものが、
打ち止めを使って何かしようとしてるのかァ……?)
ギリッと歯ぎしりをすると、一方通行は口を開いた。
「まず、こっから先は常識が通じねェ事だけを理解してくれ」
「……?良くわからないが、とにかく君を信じれば良いのだな?」
「まァ、そォだな。それにお前が居ればあいつらも止める事が出来るだろォし」
「それはどういう……」
木山の言葉を待たずして、一方通行は通風口を降りた。
そして木山にも降りるように促す。
続いて、降りてきた木山を抱えると、一気に駆け出した。
目的地は、モニターのあった研究室。
最早人目は気にしなくて良い。
何せ相手はアンチスキルでは無いのだから、こちらを捕まえる権限など無く。
そしてこちらが相手に手出しをしなければ、表側の人間が動く事は無い。
途中何人か猟犬部隊と思われる人間と遭遇したが、これを一切無視して突き進み、
木山の言葉も無視して有無を言わさずモニターの中へと駆けこんだのだった。
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