599: ◆DAbxBtgEsc[saga]
2011/09/18(日) 23:52:31.80 ID:lqTf1nfxo
・・・
「なンですかこれ!この超B級感漂うモンスターはなンですか!?
もっと手作り感の沸く超C級モンスターは居ねェンですか?!
いつまで出てくるンですかこれ!?」
「うるせーよ絹旗ァ!!こっちが聞きたいってのそんなことは!!」
「麦野も実はC級映画が超好――」
「私が言ってんのはそういう話じゃねー!!」
悲鳴のような叫び声を上げながら、
麦野沈利は自身の能力である『原子崩し』を放つ。
その対象は突如として現れた異形。
1体1体はそこまで強くないのだが、
こうしてワラワラと出てこられては非常に面倒だ。
一方の絹旗最愛も、そこらの街灯を引っこ抜いて無双をしていたが、
そろそろ電柱の方が限界に達しそうであった。
「あー、そろそろ限界ですねこれ!
次はガードレールでも使ってあのクソ共ぶつ切りに……!」
手に持った街灯を思い切り投合する。
その射線上に居たシャドウを3、4体程巻き込んだところで街灯は動きを止めた。
そうして空いた両手で近くにあった5m程のガードレールを引きぬくと、
まずはくっついてきたコンクリートでシャドウを叩き潰し、
ブチュリと言う嫌な音と共にコンクリートを砕いて行く。
続いてガードレールの平べったい部分を使って
再びシャドウをその重さを以って叩き潰していく。
まるで北斗神拳でも喰らったかのように異形達は次々と潰されて行く中で、麦野はもっと派手に敵を殲滅していた。
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