過去ログ - とある仮面の一方通行 そのに
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622: ◆DAbxBtgEsc
2011/09/29(木) 12:59:58.44 ID:ILBBzcqxo
山岸風香は周囲を見渡して瞬時に最適な攻撃方法の指示を出した。
それに対して一同は指示された攻撃を以って返答とする。

本来山岸は学園都市の外の安全地帯にてシャドウの感知を行うべきだったのだが、
彼女の護衛に裂く人員すら作れなかった、と言うべきか。

アイギス、天田乾、コロマルが山岸を囲うようにして陣を取りシャドウを迎え入れていた。

とはいえ、山岸が危険な戦場のど真ん中に立つ事と引き換えに、
『感知する事』に秀でた彼女のペルソナ『ユノ』はその本領を発揮していた。

タルタロス内では距離の離れた場所から敵の弱点などを探っていたのだが、
こうして近距離で相手の力を調べるのは前者のそれよりもはるかに楽なものである。

そんな彼女の懸念、と言うよりは特別課外活動部の面々も「それ」に対して不安を覚えているのだが。

(あの光の翼は……)

紫電を撒き散らしながら天へと登っているような、はたまた天から落ちる雷のようなその翼は。


―――明らかに自分達の扱うペルソナと同列の力を感じる。


(それも、かなり強い……ううん、私達1人1人の力よりも……)

何度も何度も注ぎ足して圧縮して、そうして無理矢理枠に収めたかのような人工的な力。
しかしその力の大きさ、と言うより密度と言った方が良いだろうか。

兎にも角にも視界の端に捉えている光の翼は、
見た目だけでなく実際に強い力を有していると言う事が山岸には感じられたのだった。

そうしているうちに、アイギス達が戦闘を終えたらしく、近くにシャドウの気配は感じられなくなっていた。


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