631:saga忘れェ……自殺する、な ◆DAbxBtgEsc[saga]
2011/09/29(木) 13:10:30.03 ID:ILBBzcqxo
「で、そのペルソナってのを使えるか使えないかで棺桶行きか否かが決まる訳だ」
「そうだな。一応一般人でもこの場に来てしまうと言うイレギュラーもあるのだが……」
美鶴は言葉を区切り、垣根とドレスの少女、
そして潰れて消滅したシャドウの跡を見やる。
「まあ、十中八九君達は『こちら側』だろうな」
「そうか、俺にもペルソナってのが使えるのか……」
顎に手をやりながら少し思案顔を浮かべる垣根を見て、
美鶴は軽く提案をしてみることにした。
「どうだ、この召喚器をこめかみにつきつけ引き鉄を引けたらペルソナがだせるんだが……」
ただでさえ能力者として強者である、と言う事が分かっているのだ。
それにペルソナの能力を加えれば確実に戦力になる為、
彼の協力を得られればと思い美鶴は提案したのだが。
「いや、俺は止めとくわ」
垣根は考える間もなくその提案を断った。
「む、何故だ?よかったら理由も聞かせて欲しいのだが」
「単なる我儘さ。ガキみてえな、な……」
「ほう、物分かりの良い君が子供、か……」
「そうさ、こう見えて俺はこの力に愛着があるんだよ。
どうも他の力に頼る気にはならねぇんだ」
「・・…そうか、なら仕方ないな」
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