630: ◆DAbxBtgEsc
2011/09/29(木) 13:09:11.67 ID:ILBBzcqxo
美鶴の言葉にうんうんと頷きながらとめどなく質疑応答を続ける。
どうやら美鶴の目の前に居る金髪の少年は、
かなり頭が良いらしくすんなりと現状を受け入れて行った。
「それで、その差ってのはなんだ?」
「ああ、この力の事だ」
カチャリ。
別にそんな音が鳴った訳ではないのだが、
何となく垣根の脳内に響き渡った。
「おいおい、自殺でもする気か?」
「ふふ、まあ見ててくれ」
美鶴が召喚器……垣根からしたら拳銃なのだが、それをこめかみに突きつけているのだ。
窮地に追いやられて頭に拳銃突きつけて自[ピーーー]る、
何て光景など何回か見た事があるので別に驚くような事でも無いのだが、
唐突にそんな行動をされると突っ込みを入れざるを得ない。
そう言う訳で垣根が怪訝な表情を浮かべながら美鶴に尋ねたのだが、どうやら違うらしい。
ふうん、と相槌を打ちながら美鶴の動向に注目する事にした。
「これが……ペルソナ、だ!」
突きつけた召喚器の引き鉄を引く。
すると美鶴の背後からペルソナ『アルテミシア』が出現した。
突如現れた異形に垣根とドレスの少女は今日一番の驚きを示したのだが、
すぐに落ちつきを取り戻して美鶴に質問をする。
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