645: ◆DAbxBtgEsc[saga]
2011/10/01(土) 07:04:49.30 ID:CDROJ70Ho
「二手に分かれますか?今のところそこまで強力なシャドウは出ていませんし」
天田が山岸とアイギスに尋ねる。
しかし、今までで一番強い気配を今まさに感じているのだから
二手に分かれるのは得策でないように思える。
紫電が見えた方向も光線が見えた方向も、
どちらも自分達よりも光の翼に近い位置にあったのだが、
紫電と光線自体に距離があったのが問題であった。
とここで、二兎を追う者なんとやらと言う言葉が山岸の頭をよぎる。
どちらかに集中すべきか、分散すべきか。
「……まず戦闘をしている方へ行ってみましょう。
もう片方の戦闘は終わっているみたいですし、
そちらへ向かっても誰も居ない可能性が大きいです」
考えをまとめあぐねている山岸の代わりに、アイギスが結論を出す。
ただでさえ一刻を争う時に戦力を削るのはまずいと判断したのだろう。
「そうですね、僕もそれが良いと思います。もう片方も気になりますけど……」「わうわう」
「では……行きましょうか」
「「はい!」」「わふ!」
そうして再び3人と1匹は駆けだすのだった。
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