769: ◆DAbxBtgEsc[saga]
2011/10/23(日) 04:08:59.57 ID:Z+vgETdzo
だが、少ないながらも確実に人間は存在していた。
この惨状の中でその数少ない人間の内、何人助けられるのか。
巻き込まれた人間からしたら、
「残業をしていると思ったら建物が倒壊していた。催眠術とか超スピード云々」と言う感じだろうか。
いや、そんな何処か余裕の感じられる思考すらさせてもらえなかったに違いない。
布束は魔術師と言う存在も、それによって学園都市の住人の大半が昏倒させられていると言う事実も知らない。
その為救助は更に遅れる、と言う最悪の事態を想定出来なかったが既に状況は最悪だった。
自身が持つ拳銃等でどうこうできる訳が無い。
(actually、私も召喚器欲しかったわ)
美鶴らは木原数多と関わりを持っていない為に
ペルソナは使えるだろうが召喚器を持たない子供達を助けに行っている。
そちらを優先させるあまりにこちらの戦力が疎かになってしまった。
確かに遠目にしか見えなかった為に力量差は分からなかったが、
ここまで差があるとは思わない。
芳川桔梗の言葉通りなら、
一方通行がどうにかするまでの時間稼ぎが出来れば良いと言うつもりだったのだが。
「well、結標さんは瓦礫の中に棺桶が埋まってないか探してもらえない?
大変な作業になると思うけど、一般人が巻き込まれるのは流石に心苦しいから」
「……了解、確かにこれじゃあ棺桶から抜け出した時どうなるかわかったもんじゃないし……」
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