771: ◆DAbxBtgEsc[saga]
2011/10/23(日) 04:10:04.32 ID:Z+vgETdzo
「but、あなた一人に戦わせる訳にはいかないから、召喚器頂戴な」
「え、でも……」
「あなたの事は、ちゃんと護ってくれるわ。そうでしょ?」
「も、もしかして……ク、クマがですかクマ……?」
「身を呈して護ってくれるでしょ?」
イエスかはいか、首を縦に振る事でしかこの威圧感から逃れられまい。
そう感じたクマはぶんぶんと首を縦に振りながら、
「はいクマ!」
高らかに良い返事を返した。
必死に首を振るクマを見た布束は満足そうに頷きつつ、
クマと春上に結標の下へ行くよう指示をだすのだった。
その言葉に従ってクマ達は結標の向かった方向へと駆けだす。
それを見送った布束は光の翼の下の……『天使』を見据え、自身も足をそちらへと運び始めた。
「well、全く勝てる気しないけど何とか頑張らないとね」
『天使』は後ろを向いたままこちらには気付かずに居る。
後ろから不意をついても良いのだが、どうしようか。
今まで使っていた拳銃を腰に差すと、春上に受け取った召喚器を指で
クルクルと回しながら散歩するような気軽さで『天使』の下へと歩いて行くのだった。
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