過去ログ - 勇者「魔王が勇者一族に呪いを掛けたけど治った」
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582: ◆SHpOT25On.[saga]
2012/01/28(土) 22:41:37.03 ID:jd3clNu6o
勇者「それは駄目。何があるかわからない。」

孫「・・・どうするんだ?」

勇者「孫、お前が残ってくれ。」

孫「! いやだ!ついていく!」

勇者「駄目だ。今回は必ずしもお前は必要ない。」

孫「何!」

勇者「それに、この子を守るのはおそらくお前が一番安心だ。」

孫「・・・!」

勇者「この子を連れて行くのは危険すぎる。かといって一人でおいていくことはできない。」

勇者「もし何らかの異常が起こる場合、お前なら起こる前に視る事ができるかもしれない。」

勇者「脅威が外から近づいてきたとしても、お前の弓なら近づく前に対処できるかもしれない。」

勇者「お前が一番適している。」

孫「・・・。」

勇者「頼む。守っていてくれ。」

孫「・・・お前らはどうするんだ。どうやって蜘蛛を見つける。あいつらは待つのも得意だぞ。」

勇者「妹背負って木の上を通る。俺は装足族と違って枝の先は乗れないが、先行してもらって木の裏に蜘蛛がいないかを確認してもらう。」
勇者「図体が大きいから木に登ればどこから見てもはみ出すし、小さければ動きが遅い。そして狩をするなら獲物の通り易い下で待つはず。」
勇者「確かに完全に安全ではないが、危険性はぐっとへる。」

孫「・・・・・・それなら、いい。わかった。」

勇者「ありがとう。」

青年「じゃぁさっそく行こうか。木の中まで調べるとなると時間がかかりそうだ。急がないと。」

勇者「あぁ。妹をおんぶしてやってくれ。俺はあれを持っていく。」

青年「あれ?」

勇者「あぁ。」


孫「・・・・・・。」
妹「な、なぁ。勇者は別にお前が駄目だって言ってるわけじゃ・・・。」

孫「・・・わかってる。仮宿でも、あいつにとっては帰る場所だ。大事なところだ。」
孫「守ってやるんだ・・・。」

妹「・・・そっか。」

迷子「すいません・・・私がいなければ・・・。」

孫「い、いや。君の所為じゃない。仕方ないことだし、その」

妹「そうそう、こいつは結構抜けてるからさ、ちゃんと見てあげてくれな。」
孫「・・・。」

迷子「う、うん!わかった!だから、か、帰ってきてね!」

妹「うん。大丈夫だよ。あの二人は逃げ足は速そうだし、お守りもあるから。」

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