過去ログ - 勇者「魔王が勇者一族に呪いを掛けたけど治った」
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◆SHpOT25On.
[saga]
2012/03/27(火) 17:21:01.78 ID:h2/dI4noo
女戦士「ほらほら前見ろ!おっこちんなよ!ゼーゼー!」
女魔法「・・・!」
勇者「くぉっ!」
勇者(こ、これは、結構難しいな。確かに腰を下ろすと馬の横揺れに影響を受けすぎる。必然的に腰を上げるしかない。)
勇者(縦揺れは足をバネの様にして吸収する。馬の揺れにワンテンポ遅れて揺れを受ける!)
勇者(必然的に姿勢は前傾となる、手綱は軽く引く。)
女戦士「・・・うっへぇ・・・・・・。」
勇者「フッフッフッ・・・なるほどこのリズムだな。楽しいな!」
女戦士「見事すぎて声がでねぇよ!ちくしょう多才野郎め!」
女戦士「よし止まるぞ!馬車引いてるから少しずつ緩める!」
ガラガラガラガラガラ
ガラ、ガラ、ガラ、ガラ・・・
馬「ブフー・・・ブフー・・・。」
馬2「ブルルル・・・」
女戦士「はー、はー。お疲れさん。」
女魔法「はぁっ、はぁっ・・・。」
勇者「なるほど馬に乗るのは楽しい物だな。」
女僧侶「いたた・・・。そうでしょう?勇者様は少々上手く行きすぎですけどね。」
女戦士「魔法、大丈夫か?やっぱり背が低いから無茶だったかな。」
女魔法「だ、大丈夫・・・・・・。」
女戦士「馬は全速力でずーっと走ってられる。ほら、全然疲れてないだろ。こんくらい朝飯前なんだ。」
勇者「なるほど・・・。」
女戦士「少し休憩するか。今日は一日中馬に乗って感触を覚えとくといい。」
女僧侶「いたたたた・・・。」
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昼 集落
ガラガラガラガラ
勇者「着いた。ここが開拓民の中継地点の集落だ。」
女戦士「だれか残ってるのかね。」
女僧侶「可能性は低いかと・・・。ほら、見てくださいあの家。木を食べる魔物の住処になってますよ。」
勇者「・・・あれは雑食性の芋蟻だな。特徴的な巣が木からはみ出している。」
勇者「動きは鈍い。毒も無い。ただ繁殖が早く、地面の中、木材の奥など手出しがしにくい場所に居る。一匹でも繁殖が可能で、瞬く間に家を食い尽くすらしい。」
女戦士「あぁ、あいつに着かれた家はもう焼くしかないんだよな。戦闘力はないけど厄介さで言うならかなり高い。」
女僧侶「・・・という事は他の家も、もう・・・。」
女魔法「・・・まって。あの家聖水が塗布してある。」
女戦士「・・・家っていうよりあれは集団が止まる宿営所って感じだ。なるほどここは中継地点ってだけなんだな。」
女僧侶「なぜあの家だけ・・・?」
女戦士「聖水は嵩張るからなー。大量に生産できるようになったのも結構最近って話だし。」
勇者「いや、そもそも芋蟻は平原にはもともと住んでいない種だったはずだ。きっと別の目的であの家には聖水を塗布したんだろうな。」
女戦士「別の目的って?」
勇者「・・・そうだな。例えば、材料の一部に木性の魔物が紛れ込んでいたなどだろうか。」
女魔法「・・・そうなるとどうなるの?」
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