過去ログ - 勇者「魔王が勇者一族に呪いを掛けたけど治った」
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◆SHpOT25On.
[saga]
2012/03/31(土) 03:32:50.64 ID:koUd7CeAo
――――――――――――――――――――――――
夜
暖炉≪パチパチパチ・・・≫
女僧侶「お爺さんの服ボロボロですねぇ・・・。」
チクチクチクチク・・・
女戦士「そうなのか?まぁここに一人で住んでるんだし仕事も多いんだろうしな。」
砥石≪シュリシュリシュリ・・・≫
女魔法「・・・。」
象牙≪ィィィィィ・・・≫
女僧侶「うん。出来ました。ベッドを壊して得た木材は後2回分程度ですから、この村で燃料が確保できるとは有り難いですね。」
女戦士「燃料によっては明かりは期待できないけどな。そこの暖炉は違うけど、キッチンとか風呂とか見ると石炭を前提にしてるみたいだし。」
女僧侶「そうなのですか?よく気付きましたね。」
女戦士「私達が石炭貰ったって着火に時間掛かって上手く使えないだろな。あの爺さんが燃料として何くれるか今のうちに聞いておいた方がいい。」
女戦士「よし、手入れかんりょー。水捨ててくる。」
女僧侶「行ってらっしゃい。・・・さて、余ったお肉を焼いてしまいましょう。」
女魔法「またお肉・・・。」
女僧侶「仕方ありませんね。この大陸に居る間はお肉が主食になりそうです。それでどうです?勇者様の仮面は出来そうですか?」
女魔法「・・・。」
女僧侶「流石にそこまで形になっていると見たらわかりますよ。それでどうです?勇者様が帰ってくるまでに出来そうですか?」
女魔法「多分出来る。でもあんまり余裕無い。」
女僧侶「そうですか。飾りはつけるのですか?」
女魔法「真空魔法だとおおざっぱにしか削れない。だからつけない。」
女僧侶「では・・・歌劇などの仮面に近いのでしょうかね。」
女魔法「歌劇?」
女僧侶「えぇ。単純な作りで、つけた人の顔を隠してしまうのですよ。仮面ですから当たり前ですけど。」
女魔法「・・・これはちょっと出すよ。勇者傷が酷いのは右側だけだもん。」
女僧侶「左側も少々火傷の様な跡が残ってしまっていますけどね・・・。特におでこはひどいです。」
女魔法「だから・・・円形を3/4にしたみたいな形にするつもり。」
女僧侶「なるほど、ファントムマスクの広くなった様な形ですね。しかし勇者様の顔の形は覚えているのですか?」
女魔法「髪梳いた時に覚えた。」
女僧侶「勇者様の髪をですか?いいですね、私もやりたいです。」
女魔法「明日やったら?」
女僧侶「そうしましょうかね。よいしょっと、私お爺さんに服を返してきますね。」
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