過去ログ - 勇者「魔王が勇者一族に呪いを掛けたけど治った」
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986: ◆SHpOT25On.[saga]
2012/04/08(日) 00:27:37.72 ID:mswJ342zo
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洞窟≪ドタドタドタ≫

赤竜「ぶぇーっくしょい!」

ベチャ!
青竜「ギャー!」

黒竜「おお寒い・・・。・・・・・・そうだ焚火をしよう。おい赤いの。」

赤竜「うう・・・。なんだ?」

青竜「ちょっと待ちなさい!一言くらい謝りなさいよ!」

黒竜「こういう時人間は焚火という物で体を温めるそうだ。」

赤竜「たきび?いったいなんだそれは。」

青竜「聞け!」

黒竜「どうも木を燃やしてその火を使って温まるのだそうだ。」

赤竜「ほうほう・・・。人間というのはいちいち他の力を借りなくてはいけないのか。大変だのう。」

黒竜「実際にやってみようではないか。ほら、そこの木に火をつけて見ろ。」

赤竜「何事も経験ということだな。よし。すぅー・・・」

青竜「良しじゃないよ大馬鹿!」

赤竜「ぐ」
カキン!

黒竜「そうだ大ぼけ。また消し炭にする気か、魔法を使え。」

青竜「そういう事じゃないでしょ!あの木は私たちのご飯でしょうが!」

黒竜「何本も同じ木が有るのだから一本ぐらいいいじゃないか。」

青竜「そういう問題じゃない!」

黒竜「ううむ・・・ではどうしようか。酒を飲むだけでは芸がない。人間はどうやって寒さを凌ぐのだろうか・・・。」

青竜「全く・・・人間に聞けば?いるんだしさ。」

黒竜「それもそうだな。おい人間!人間?あらどこ行ったのだ?」

青竜「おーい白ー。」
ドタドタドタ

白龍「む?なんだ?」

黒竜「人間がどこに行ったか知らないか?」

白龍「ふむ。ここに静かな場所は無いか聞かれたのでな。お気に入りの場所を教えたら全員で向かって行ってしまったぞ。」

黒竜「そうか。しょうがない、やはり木を・・・」

青竜「やめなさいって。」

赤竜「またんかい己ら!」
ズガズガズガ


茶竜「うおーん!うおーん!」

緑竜「あぁ泣くな泣くな。私が悪かったから。竜の木の上の方の木の葉を取ってきてやるから泣き止め。な。」


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