過去ログ - キュゥべえ「ボクを信じてくれ、暁美ほむら」
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1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(群馬県)[saga]
2011/08/08(月) 23:01:26.91 ID:6QrscVfk0
単発連作系のスレで何本か書いた事がありますが、
まともなSSの投稿は初になります。

文章の拙さが目立つかと思いますが、最後までお付き合い頂ければ幸いです。

完走目指して頑張ります。


2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/08/08(月) 23:02:50.47 ID:2/kNJ0gKo
以上>>1の作品でした

皆様お疲れ様でした


3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(群馬県)[saga]
2011/08/08(月) 23:06:38.33 ID:6QrscVfk0
第1話「本当の魔法少女になってよ」


病室――

以下略



4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(群馬県)[sage saga]
2011/08/08(月) 23:09:06.19 ID:6QrscVfk0
向かったのは見滝原の住宅街にある鹿目家。
ルーチンワークに対する慣れ、だろうか?
この場への到達時刻は普段よりも30分は早い。

まだ出逢ってもいない大切な友人の家を見上げる。
以下略



5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(群馬県)[sage saga]
2011/08/08(月) 23:11:21.38 ID:6QrscVfk0
しかし、そこで繰り広げられていた光景は、今までの私が目にした事のないモノだった。

QB1「また君か。いい加減に諦めて欲しいよ。
    君に邪魔をされると効率が悪くて仕方ない」

以下略



6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(群馬県)[sage saga]
2011/08/08(月) 23:16:11.03 ID:6QrscVfk0
QB1「ワケが分からないよ。
    魔法少女を増やし、エネルギーの回収を行わなければ宇宙は滅んでしまうって言うのに」

QB2「だからって……彼女達に真実を隠したままで、いるのは……
    アン、フェアじゃないか……」
以下略



7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(群馬県)[sage saga]
2011/08/08(月) 23:19:48.96 ID:6QrscVfk0
インキュベーターの言葉に、傷だらけのインキュベーターが怯んだ瞬間だった。
私は盾の中からナイフを取り出すと、時間停止を行い、五体満足のインキュベーターの首を切り落とす。

そして、怯んだままの体勢の満身創痍のインキュベーターに一瞥をくれる。

以下略



8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(群馬県)[sage saga]
2011/08/08(月) 23:23:46.19 ID:6QrscVfk0
QB2「う、ぁ……な、何が……」

ほむら「大人しく質問にだけ答えなさい……目の前のソレと同じ目に合いたいくないならね」

QB2「……ッ」
以下略



9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(群馬県)[sage saga]
2011/08/08(月) 23:27:47.44 ID:6QrscVfk0
罹患者「き、君は何を知っているんだい……?」

ほむら「お前達の知られたくない情報全般よ。黙って質問に答えなさい」

罹患者「……ボクの情報は、他の個体には転送されていない。
以下略



10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(群馬県)[sage saga]
2011/08/08(月) 23:32:36.69 ID:6QrscVfk0
罹患者「そうか……そう、なんだ……」

その時、インキュベーターの声音が不思議と安堵のそれに変わった。
そして、インキュベーターは再び口を開いた。

以下略



11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(群馬県)[sage saga]
2011/08/08(月) 23:37:01.66 ID:6QrscVfk0
罹患者「もう……もう嫌なんだ!
    真実を知らない子達が願いを引き換えに魔法少女にされるのも!
    彼女達が絶望して魔女になるのも! 魔女との戦いで命を落とすのも!」

ほむら(何なの……このインキュベーター……泣いて、いる!?)
以下略



12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(群馬県)[sage saga]
2011/08/08(月) 23:39:34.47 ID:6QrscVfk0
ボロボロと涙を零しながら、苦しそうに、
だが安らいだように呟くインキュベーター。

ほむら「お前は……」

以下略



13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(群馬県)[sage saga]
2011/08/08(月) 23:42:38.03 ID:6QrscVfk0
数時間後、暁美ほむら宅――

ほむら「ハァ……」

深いため息が漏れる。
以下略



14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(群馬県)[sage saga]
2011/08/08(月) 23:44:32.72 ID:6QrscVfk0
ほむら(何故……? こいつは、インキュベーターなのに)

目の前にいるのは、宇宙のためと言う大層なお題目を掲げ、地球を食い物にする悪魔のような生物だ。
なのに、何故、私は彼を連れ帰ってしまったのだろうか?

以下略



15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(群馬県)[sage saga]
2011/08/08(月) 23:46:47.88 ID:6QrscVfk0
罹患者「ッ!? き、君は……さっきの!? ここは!? 
    傷が治ってる!? 君が、治療してくれたのかい?」

ほむら「自分が置かれた状況を理解できていないの?」

以下略



16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(群馬県)[sage saga]
2011/08/08(月) 23:48:32.02 ID:6QrscVfk0
罹患者「懺悔……か。
    ボクらの星に信仰や宗教なんてものは存在しないけど、
    人間はそうやって免罪を得るらしいね」

ほむら「さすがインキュベーター……下等な地球人の文化はお気に召さない?」
以下略



17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(群馬県)[sage saga]
2011/08/08(月) 23:50:05.48 ID:6QrscVfk0
罹患者「地球に派遣されたばかりのボクは、日本首都圏地域を担当していた。
    そこで、ある五人の少女に出逢った。仲の良い友人同士だったよ」

ほむら(……五人、か)

以下略



18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(群馬県)[sage saga]
2011/08/08(月) 23:51:01.03 ID:6QrscVfk0
罹患者「二人の魔法少女を失ったのは計算外の事態ではあったけど、
    その時のボクにとっては、まだ契約前の彼女が無事であった事だけが重要事項だった」

ほむら(他人事とは思えなくなって来たわ……)

以下略



19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(群馬県)[sage saga]
2011/08/08(月) 23:52:09.48 ID:6QrscVfk0
罹患者「最初は些細な現象や物事に対してまで思考が働く程度だった。
    けど、それは段々とハッキリしたものとなって行き、
    ボクはいつしか、彼女達に罪悪感を抱くようになっていた」

ほむら「………」
以下略



20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(群馬県)[sage saga]
2011/08/08(月) 23:53:03.14 ID:6QrscVfk0
ほむら「………」

罹患者「罪悪感にかられたボクは、魔法少女の契約を取り付ける事が出来なくなり、
    感情発生による精神疾患罹患者として断定され、リンクから外され、処理される事が決定した。
    ボクは……恐怖のあまり逃げ出してしまった」
以下略



21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(群馬県)[sage saga]
2011/08/08(月) 23:54:07.40 ID:6QrscVfk0
ほむら「要は、お前の感情は願いで生まれた、と言う事ね」

私は都合の悪い事を無視するように、努めて淡々と感想を述べる。

ほむら「リンクから外された理由は?」
以下略



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