38:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/08/16(火) 00:34:34.16 ID:xA3bNg18o
―――五月中旬までの間、日本軍司令部のある首里北方の戦線では激しい攻防が繰り広げられた。
場所によっては米軍も一日に100m前進するのがやっとという戦況であったが、
日本軍は補給が続かず、じりじりと追いつめられていくことになる。
―――五月十一日
その日も、敵の砲爆撃が激しい日でした。
しかし、水やご飯を欠かすわけにはいきません。
「じゃあ、ちょっと行ってきますね」
そう言って“飯上げ”に出て行った純ちゃんたちを待っていましたが、なかなか戻りません。
みんな心配していると、さわ子先生が弾雨の合間を縫って本部から駆けてきました。
「純ちゃんがやられたわ!誰か来て!」
ついに、この第三外科から犠牲者が出たのです。
手の空いている人などいないので、私だけが第三外科壕から飛び出しました。
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