過去ログ - 真宵「これも、また、戯言ですかね」
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18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)
2011/08/16(火) 11:02:54.89 ID:4VTMtEH9o
 「私――阿良々木くん。私は、阿良々木くんのこと、親しく思ってもいいのかしら?」 
 「そりゃ、勿論。この戯言遣い、あなたに危害を加えないことを約束しましょう」 
 「……そういう意味じゃないのだけれどね」 
  「というかそのキャラは何?」と、突っ込まれたが、詳細は僕にもわからない。 
 「そう……そうね、お互い、弱みを握り合った仲だものね」 
 「そう、互いによきビジネスパートナーとして……って違うだろ!」 
  戯言遣い驚きのあまり乗り突っ込み。 
  弱みを握り合うって……すごいギスギスしてそう。 
 「弱みとかそういうことじゃなくて、当たり前に親しく思ってくれりゃいいんだよ……」 
 「でも、阿良々木くんって、あまり友達を作るタイプの人間ではないわよね」 
  ぐはぁ! 
 「どうしたの?阿良々木くん。なんだか、とても強いショックを受けたかのような顔をし 
 ているけれど」 
 「わかっているのだったらそっとしておいてくれ」 
  そんな、僕みたいな人種に、それは禁句だ…… 
 「本当に大丈夫?ちょっと言い過ぎたかしら……まるで、心臓に杭を打ち込まれたかのよ 
 うに苦しそうね」 
 「心臓を抜かれたようだったけどね……」 
  悪気はなかったのかもしれないが……いや、ないほうがこの感情をぶつける対象がない 
 から辛いのかもしれない…… 
 「私の悪意ある一言がここまで阿良々木くんを傷つけるだなんて……」 
  あったのかよ。 
  
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