過去ログ - 真宵「これも、また、戯言ですかね」
↓ 1- 覧 板 20
51:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)
2011/08/16(火) 11:31:22.45 ID:4VTMtEH9o
それから、何分たったのか、何時間たったのか、動揺しすぎてわからないが、とにかく、
真宵ちゃんの目指していた場所――あのメモに書かれていた通りの住所の場所に、僕達は
着いた。
が、しかし――
「……でも、こんな」
52:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)
2011/08/16(火) 11:32:12.79 ID:4VTMtEH9o
世の中はそんなにうまくいかないものなのか。
願いは叶わないのか。
「う、うあ」
隣から真宵ちゃんの嗚咽が聞こえた。
あまりの現実に、とにかく驚くことだけに精一杯で、肝心の真宵ちゃんのことを、全く
53:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)
2011/08/16(火) 11:32:42.72 ID:4VTMtEH9o
とても、とても。
「……お疲れ様でした、阿良々木くん。そこそこ格好良かったわよ」
やがてひたぎちゃんが言った。
何故か、いまいち感情のこもらない声で。
「何もしてないよ、僕は、別に。むしろ今回働いたのは君だろう」
54:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)
2011/08/16(火) 11:33:11.62 ID:4VTMtEH9o
「じゃ……帰ろうか。ひたぎちゃん。何なら送っていくよ」
一応、何があっても、何に遭っても二人を逃がせるように、ママチャリは押してきてい
た。
「そう。ところで阿良々木くん」
ひたぎちゃんは動かず――更地の方角を見たままで言う。
55:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)
2011/08/16(火) 11:36:02.73 ID:4VTMtEH9o
019
後日談と言うか、今回のオチ。
翌日、いつものように二人の妹、火憐ちゃんと月火ちゃんに優雅に起こされたかったの
だが、この日はそんな夢のような状況を味わうことができなかった。
「…………」
56:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)
2011/08/16(火) 11:36:33.62 ID:4VTMtEH9o
とにかく、月曜日。何のイベントもありえない、最悪の平日。しっかりと朝ご飯を食べ
て、学校へと向かう。ひたぎちゃんも今日から出席しているはずだと思うと、ママチャリ
のペダルを漕ぐ足も、とてつもなく重くなる。そんななか、道中、まだそんなに距離を稼
いでいない下り坂で、よたよたと歩いていた女の子と衝突しそうになって、僕はブレーキ
をかけた。
57:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)
2011/08/16(火) 11:39:13.35 ID:4VTMtEH9o
と言うわけで、「戯言抜きで」とても良いお話まよいマイマイでした。
>>50
よかったこれを狙ってたんですよ
58:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/08/16(火) 11:40:23.19 ID:6yQuEpMDO
>>57
乙
まんまとはめられたわけか
面白かった
59:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[saga]
2011/08/16(火) 12:11:06.42 ID:4VTMtEH9o
>>6にピーはいっちゃってる……
死ねないです
>>38-40でひどいミスを……
八九寺ちゃんとなってますが、真宵ちゃんにしといて下さい
60:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage]
2011/08/16(火) 12:18:23.36 ID:4VTMtEH9o
よくみたら>>56も間違ってるし……
Mayoiusi is Very GOOD END.
80Res/69.07 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。