57:Until reaching the starting line ◆oEZLeorcXc[saga sage]
2011/08/21(日) 18:04:23.12 ID:rY6iS8KI0
「したいの?」
「期待されてたみてェだしな」
「だから期待なんかして」
少女は言いかけて止める。
それは言葉にしても意味がないと感じたから。
同時に一つ思い至った事があったから。
「貴方がしたいの?」
絶え間なく流れるように動いていた少年の動きが初めてはっきりと止まる。
二人しかいない、静かな空間の空気が止まる。
「性欲あったのね」
「……俺を何だと思ってやがるンだ」
「学園都市最強の変態<ロリコン>」
少年の反応はない。
少女はくすりと笑う。
「冗談よ」
少年に口付けをする。
優しい優しい触れるだけの易しい易しい口付け。
それは二人の中での開始の合図。
「いち、男子高校生、かしらね」
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