過去ログ - 美琴「初めまして、御坂美琴です」一方通行「……あァ?」 〜2〜
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479: ◆TVdz386dzA[saga]
2012/01/21(土) 22:58:36.01 ID:e7GYo+I40



声を聞いた芳川は急いでデスクに置かれた書類の束を隠すように引き出しの中に雑に押し込む。
誰がいるか分かっていながら恐る恐る扉を開けると、目の前に凸凹の白髪頭と金髪頭が視界を占めた。
以下略



480: ◆TVdz386dzA[saga]
2012/01/21(土) 23:01:10.59 ID:e7GYo+I40




「今日廊下で俺達と会った時にオマエと一緒にいた奴等……アイツらが何者なのか、オマエ知ってるか?」
以下略



481: ◆TVdz386dzA[saga]
2012/01/21(土) 23:03:04.15 ID:e7GYo+I40


垣根の声に繋げて一方通行は流れるように話し続ける。


以下略



482: ◆TVdz386dzA[saga]
2012/01/21(土) 23:03:58.06 ID:e7GYo+I40


話す一方通行に芳川は背を向けたまま何も言わない。言えないのだ。
いつも必要なこと以外話さない一方通行がやけに饒舌なことから伝わる真剣さが芳川の良心に突き刺さる。

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483: ◆TVdz386dzA[saga]
2012/01/21(土) 23:05:35.20 ID:e7GYo+I40



(あーあ、相変わらず下手クソだな第一位……人にモノ聞くならもっと上手くやれってんだ)

以下略



484: ◆TVdz386dzA[saga]
2012/01/21(土) 23:06:57.99 ID:e7GYo+I40




「オイ芳川、聞いてンのかァ?」
以下略



485: ◆TVdz386dzA[saga]
2012/01/21(土) 23:08:55.73 ID:e7GYo+I40



俯く視界に入った一方通行の足がくるりと後ろに向きを変え遠退こうとしていた。
芳川がどこかホッとする自らの浅ましさにうんざりしかけると同時に部屋の奥から垣根の声が耳に届く。
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486: ◆TVdz386dzA[saga]
2012/01/21(土) 23:10:48.02 ID:e7GYo+I40



「冗談はよして。研究室へ勝手に立ち入る事は許さないわ……壊すなんて以ての外よ」

以下略



487: ◆TVdz386dzA[saga]
2012/01/21(土) 23:12:18.91 ID:e7GYo+I40



(一方通行がこんなに取り乱すなんて……)

以下略



488: ◆TVdz386dzA[saga]
2012/01/21(土) 23:13:35.04 ID:e7GYo+I40


その時、芳川は自分の知る一方通行は他者に対する関心が皆無だったことを思い出す。
わざと自分以外の他者を受け入れる事を過剰な程拒んでいたのだ。いつ独りになってもいいように準備している、そう見えた。
彼にとってそれは自己防衛だったのかもしれない。まるで自分以外を敵と見なし警戒心を緩めず他に牙を剥く野良犬のように。
以下略



489: ◆TVdz386dzA[saga]
2012/01/21(土) 23:17:22.76 ID:e7GYo+I40





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