過去ログ - ∞木原式∞ 第一位のつくりかた
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113: ◆goBPihY4/o[saga]
2011/08/23(火) 19:49:37.16 ID:W+KohuJio


垣根帝督は右の掌を上にして、『未元物質』を出現させた。
玉状に固めたそれを、ひょいとキャッチボールのように一方通行へパスする。

以下略



114: ◆goBPihY4/o[saga]
2011/08/23(火) 19:50:21.11 ID:W+KohuJio

(……正解だよ、クソッタレ)

レベル3であり続けるため、一方通行がわざわざ自分の能力に掛けている制限。
たった数分のやりとりで、垣根はその穴を的確に分析していた。
以下略



115: ◆goBPihY4/o[saga]
2011/08/23(火) 19:51:53.10 ID:W+KohuJio

その最初の一枚が肌に触れるか触れないかまでの一瞬で、一方通行は思案する。

確かにレベル3の実力では、これをすべて反射するのは無理だろう。
一度解析はしてしまったものの、相手は未知の物質だし、数も速度も方向も無数である。
以下略



116: ◆goBPihY4/o[saga]
2011/08/23(火) 19:52:23.90 ID:W+KohuJio


流石に垣根も目を見張った。

まさかすべて弾き飛ばすとは思っていなかったのだ。
以下略



117: ◆goBPihY4/o[saga]
2011/08/23(火) 19:53:07.08 ID:W+KohuJio

「かっ……は……?」

「ハッ! やっぱ、知覚できる物しか反射できないってのは大きな弱点らしいな」

以下略



118: ◆goBPihY4/o[saga]
2011/08/23(火) 19:54:22.80 ID:W+KohuJio

「……さて、ちょっとは驚かされたが、案外あっけないもんだったな。
 こりゃクローン千人分はねえか。第二位に悪い事言っちまったかな?」

死。
以下略



119: ◆goBPihY4/o[saga]
2011/08/23(火) 19:55:18.63 ID:W+KohuJio

激痛が体中を蝕んでいる。

そんな中で、一人の男の顔を思い出す。
すぐ殴るし貶すし、健康のためではなく嫌がらせのために野菜を食わせようとする憎たらしくて仕方のないクソ野郎。
以下略



120: ◆goBPihY4/o[saga]
2011/08/23(火) 19:57:07.57 ID:W+KohuJio


体内の『未元物質』のベクトルを掌握する。

固体の形にまで集合している『未元物質』を体組織に害のないレベルまで強制的に分解。
以下略



121: ◆goBPihY4/o[saga]
2011/08/23(火) 19:57:56.98 ID:W+KohuJio

地面が、白い右手の当たった部分から裂け出したのだ。
裂け目は轟音と共に垣根へ向かってまっすぐ突き進んでくる。

「――ッ!」
以下略



122: ◆goBPihY4/o[saga]
2011/08/23(火) 19:59:07.37 ID:W+KohuJio

いや、そんなはずはない。
ただのレベル3だ。
しかし……。

以下略



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