53: ◆goBPihY4/o[saga ]
2011/08/21(日) 20:34:33.59 ID:8hVhXUvc0
テーブルに置かれた一皿のスパゲティをフォークでつつく(顔に例えるなら丁度鼻の穴あたりを執拗に狙っている)一方通行のそばへ、木原は近寄った。
「おいクソガキ。お前バカだし暇だろ。ちょっと働け」
54: ◆goBPihY4/o[saga ]
2011/08/21(日) 20:35:41.73 ID:8hVhXUvc0
「レベル6だと? どォせ第一位様が頑張ってンだろ。レベル3の俺に何しろってンだ」
「後片付けだ」
55: ◆goBPihY4/o[saga ]
2011/08/21(日) 20:36:56.82 ID:8hVhXUvc0
「十万通りの戦闘環境で能力者を十万回殺害すると、経験値が溜まってピロリロリン♪ って事なんだとよ」
「喜ンで殺されてくれる人間が十万人もいンのかよ。第一位のレベルアップのために? カルトの教祖様か」
56: ◆goBPihY4/o[saga ]
2011/08/21(日) 20:39:18.74 ID:8hVhXUvc0
「だがまぁ、せいぜいレベル2か3どまりの能力者しか製造できなかったんで、量産計画は頓挫したとか何とか」
「何だそりゃ。十万人無駄に作って余ったってのか?」
57: ◆goBPihY4/o[saga ]
2011/08/21(日) 20:40:22.36 ID:8hVhXUvc0
――――――――――――――――――――→
勝てなくはない、と思った。
58:マダガスカル ◆goBPihY4/o[saga ]
2011/08/21(日) 20:41:17.91 ID:8hVhXUvc0
「それで? このクローンの命を救うため、俺に勝負を挑みたいというわけか――第二位」
「そういう事」
59: ◆goBPihY4/o[saga ]
2011/08/21(日) 20:42:26.95 ID:8hVhXUvc0
そう、本気なら。全力なら、どうにかなるかも。
ではなく、どうにかしなければ、勝たなければならない。
これ以上妹達を殺されてたまるか。
60: ◆goBPihY4/o[saga ]
2011/08/21(日) 20:43:15.47 ID:8hVhXUvc0
ほんの数秒、御坂美琴は動きを止めていた。
辺りには砂煙が立ち込めていて、垣根がどうなったかはまだ分からない。
61: ◆goBPihY4/o[saga ]
2011/08/21(日) 20:44:07.04 ID:8hVhXUvc0
曇った景色の向こう側から、余裕を感じさせる声が響いてきた。
続いて、垣根帝督が進み出る。スモークを演出にでも使っているかのように、悠然と。
62: ◆goBPihY4/o[saga ]
2011/08/21(日) 20:44:59.55 ID:8hVhXUvc0
つづくわァ
話の展開は総合の時とほぼ一緒です
63:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/08/21(日) 20:48:06.31 ID:vbUxXl/DO
乙!
前にはなかった上条さんフラグが出てたな
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