903: ◆goBPihY4/o[saga]
2011/10/16(日) 19:26:46.12 ID:I4T6FeVvo
  
  
 机の上の携帯電話が震えている。 
  
  
904: ◆goBPihY4/o[saga]
2011/10/16(日) 19:27:25.79 ID:I4T6FeVvo
  
 『一方通行! あんたさっさと出なさいよ!』 
  
 「おォ、ヴェーラ」 
  
905: ◆goBPihY4/o[saga]
2011/10/16(日) 19:28:50.20 ID:I4T6FeVvo
  
      ――――――――――――――――――――→  
  
  
 病室に着いてまず最初にした事は、爆笑だった。 
906: ◆goBPihY4/o[saga]
2011/10/16(日) 19:29:40.96 ID:I4T6FeVvo
  
 「よーしテメェら。呼ばれたからには分かってんだろうが、仕事だ」 
  
 木原が告げると、隊員達は頷いて了解の意を表した。 
  
907: ◆goBPihY4/o[saga]
2011/10/16(日) 19:30:34.31 ID:I4T6FeVvo
  
 「何ですかこれ」 
  
 ボードに貼り出された数枚の写真を見て、部下の一人がリーダーに尋ねた。 
  
908: ◆goBPihY4/o[saga]
2011/10/16(日) 19:31:30.91 ID:I4T6FeVvo
  
 何事もなかったかのように木原は続ける。 
  
 「アレイスターは小組織を減らしたいと考えているらしい」 
  
909: ◆goBPihY4/o[saga]
2011/10/16(日) 19:32:33.09 ID:I4T6FeVvo
  
 「あくまで自然な形でそうなるのが理想だが、風向き次第ではちょっかいを出す事になる」 
  
 「あの、『グループ』だけ生き残るって事は『猟犬部隊』も壊滅ですか?」 
  
910: ◆goBPihY4/o[saga]
2011/10/16(日) 19:33:31.62 ID:I4T6FeVvo
  
 一方通行の表情の変化など誰も気づかない。 
  
 会議は粛々と進められる。 
  
911: ◆goBPihY4/o[saga]
2011/10/16(日) 19:34:11.89 ID:I4T6FeVvo
  
 「謎に包まれてたリーダー以外の構成員、一人目。名前は分からんが、女だな」 
  
 ホワイトボードに貼られた写真に視線が集まる。 
  
912: ◆goBPihY4/o[saga]
2011/10/16(日) 19:34:49.67 ID:I4T6FeVvo
  
  
 『スクール』の最後の一人を確認しようとしたその時だった。 
  
 今まさに『スクール』の監視のために別行動を取っていた部下から、木原に連絡が入った。 
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