908: ◆goBPihY4/o[saga]
2011/10/16(日) 19:31:30.91 ID:I4T6FeVvo
何事もなかったかのように木原は続ける。
「アレイスターは小組織を減らしたいと考えているらしい」
909: ◆goBPihY4/o[saga]
2011/10/16(日) 19:32:33.09 ID:I4T6FeVvo
「あくまで自然な形でそうなるのが理想だが、風向き次第ではちょっかいを出す事になる」
「あの、『グループ』だけ生き残るって事は『猟犬部隊』も壊滅ですか?」
910: ◆goBPihY4/o[saga]
2011/10/16(日) 19:33:31.62 ID:I4T6FeVvo
一方通行の表情の変化など誰も気づかない。
会議は粛々と進められる。
911: ◆goBPihY4/o[saga]
2011/10/16(日) 19:34:11.89 ID:I4T6FeVvo
「謎に包まれてたリーダー以外の構成員、一人目。名前は分からんが、女だな」
ホワイトボードに貼られた写真に視線が集まる。
912: ◆goBPihY4/o[saga]
2011/10/16(日) 19:34:49.67 ID:I4T6FeVvo
『スクール』の最後の一人を確認しようとしたその時だった。
今まさに『スクール』の監視のために別行動を取っていた部下から、木原に連絡が入った。
913: ◆goBPihY4/o[saga]
2011/10/16(日) 19:35:37.43 ID:I4T6FeVvo
何とも言えない空気が流れて、話題は『スクール』から『ブロック』へ。
「リーダー、佐久辰彦。でかい。以上」
914: ◆goBPihY4/o[saga]
2011/10/16(日) 19:37:23.20 ID:I4T6FeVvo
「次は――『アイテム』か。リーダー、麦野沈利」
「暗部のレベル5、二人目ですね」
915: ◆goBPihY4/o[saga]
2011/10/16(日) 19:38:31.88 ID:I4T6FeVvo
続いて注目されるのが、『メンバー』。
彼らは上層部との繋がりが強いらしく、今の猟犬部隊と同じように他の組織の動きを正確に把握しており、
916: ◆goBPihY4/o[saga]
2011/10/16(日) 19:39:31.10 ID:I4T6FeVvo
『グループ』は激しい抗争の中で四人中三人生き残らせなければならない、重要な組織である。
むしろ大事なのはこの面々だけで、後は再起不能に出来ればそれでいいだけの話だ。
917: ◆goBPihY4/o[saga]
2011/10/16(日) 19:40:10.65 ID:I4T6FeVvo
「不自然なのはこいつだな。海原光貴」
「いっ……」
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