485:第D話―――絹旗「お、お邪魔しましゅ!」 香焼「い、いらっしゃい(・・・噛んだね)」[saga]
2011/09/13(火) 01:55:27.34 ID:HZoNzRMT0
香焼「―――ごちそうさまでした」ペコッ
絹旗「はい。おそもつさまでした」
香焼「……おそまつ、ね」
食事を終え、食器を片付ける。作って貰いっ放しは難なので、洗い作業は自分がする事に。
最愛には先に、シャワーなり着替えなりをしてもらう事にした。
香焼「……それにしても」ジャブジャブ・・・
もあい「にゃ?」チラッ・・・
最愛は昨日の事、どれくらい覚えているのだろう。
お酒を飲む前か。酔ってる最中の出来事が途切れ途切れか。それとも……トイレまで覚えているのか。
香焼「変に聞かない方が良いよね」タラー・・・
彼女が切り出さない限り、僕も言い出す必要は無いだろう。
知っているのか知らないかは別として、まだ昨夜の話は出てきていない。無理に掘り返すと、藪蛇になりかねまい。
絹旗「お風呂あがりましたよー」ガチャッ・・・
香焼「あ、うん。寛いどいて……コーヒーと紅茶、どっちが良い?」カチャカチャ・・・
絹旗「んー……コーヒーで」キリッ!
香焼「紅茶だね。砂糖とミルク増し増しの」コポコポコポ・・・
絹旗「ぐっ……の、飲めますよ! 超ブラックで!」フンッ!!
香焼「背伸びしなくても良いってば……あー、はいはい。睨まないの」ヤレヤレ・・・
コーヒー一杯分が無駄になるな。頼むからその高そうなデニムワンピにブっ掛ける様な事態は勘弁してくれよ。麦野さんに殺されかねない。
さて、自分の分のカフェオレと最愛の分のブラックを用意してテーブルに運ぶ。
香焼「じゃあ着替えてくるよ」テクテク・・・
絹旗「行ってらっしゃーい」スッ・・・
もあい「にゃー」コロコロ・・・
僕が自室に入ってすぐ、盛大に噴き出す音が聞こえた……やっぱりな。
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