550:第E話―――サーシャ「とりあえず、ホームセンター行きたいです」 香焼「仕事で来たんでしょ」[saga]
2011/09/15(木) 01:49:34.57 ID:AWvx1/jf0
クーニャが説明を受け持った。
クーニャ「言葉通り、『彼女自身』が必要です……最悪彼女の『血』だけでも、と付け加えます」
サーシャ「第2の質問ですが……まさか、彼女を殺せと?」ギロッ・・・
クーニャ「い、いえ! は、話は最後まで聞いて下さい」アタフタ・・・
ワシリーサ「要は交渉よ。『理由は言えませんが、御同行願えますか?』、もしくは『血を頂けませんか?』ってね」
成程……だが、それなら英国側や都市側に直接頼めば良いのではないだろうか。
クーニャ「それが……都市には断られました」ハァ・・・
サーシャ「え?」
クーニャ「『姫神秋沙は我々の研究対象であり、大事な検体である。外部には貸し出せない』との事」タラー・・・
ワシリーサ「まぁ一応、能力開発(カリキュラム)を受けているらしいもの。しかも『原石』となれば……ねぇ」ハハハ・・・
他国に使わせる訳にはいかない、か。では英国側は如何なのだ。
クーニャ「『貸し出しは許可する。だが一切の手伝いはしない』……勝手にやれって事です」ヤレヤレ・・・
サーシャ「か、勝手にって」タラー・・・
ワシリーサ「手前でアポ取るなり、菓子折り持って挨拶行くなりしろって事よ」ポリポリ・・・
成程。だから……私に行けと。でも何故私が?
血液を取りに行くだけなら、本人の許可無しで軍部の工作員辺りに研究所内へ潜入させれば良いのではなかろうか。
ワシリーサ「無理ね。学園都市を嘗めちゃダメよ。クレムリン以上に強固だもの。それに全盛期のヴァロージャなら兎も角……、」ウーン・・・
クーニャ「今のSVRじゃ頼りないです……それに、なるべく温厚に済ませたいですよね」ハハハ・・・
サーシャ「それには同意しましょう。それで第3の質問ですが、何故、私なのですか?」チラッ・・・
ワシリーサ「キーマンが『彼』だからよ……『幻想殺し(イマジンブレイカー)』」ジー・・・
上条、当麻か。
クーニャ「『幻想殺し』と『吸血殺し』は親しいと聞きます。情報によると同じ学校の同級生(クラスメイト)だとか」
サーシャ「第2の意見です……じゃあ直接彼に説得して貰える様頼んでは?」
クーニャ「それが……都市側がジャミングを掛けてきました。我が国からの通話類は一度統括理事会に通されます」
つまり、私達だと分かった瞬間『プツン』か。
ワシリーサ「ええ。謂わば、当たって砕けろ……じゃないか。言葉通り直接交渉が必要なのよね」
だから諸々の意味で適役である、私、というわけか。こりゃ大変だな。
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