713:第E話―――サーシャ「とりあえず、ホームセンター行きたいです」 香焼「仕事で来たんでしょ」[saga]
2011/09/27(火) 03:17:02.21 ID:aOOsrV5h0
一寸後、報告データが回る。
・死者数10人。(5日前から2人増。死者はスペイン星教の異端審問軍から1人。民間人1人)
・交戦回数:殲滅白書3回、異端審問軍7回、代行者2回、その他1回。
・うち代行者が交戦の際、『< >』の捕獲に成功。ローマ本国(バチカン)に輸送。
土御門「捕獲しただと? じゃあ任務終了か」
ワシリーサ『うーん、残念だけど< >は一匹じゃないのよん』ハァ・・・
ステイル『他にも、そのバケモノ自体のデータもあるのだろう? それを見せろ』
ワシリーサ『はいはい。まったく、サーシャちゃんの言ってた通り可愛くない14歳ね』ジトー・・・
余計な御世話だ、と苛立ちを堪える為煙草を咥えるステイル。
・< >について:危険度は大。増殖する恐れ有り。
・見た目は人間。だが生気は無し。死霊操作かホムンクルスの可能性も。ゾンビ、グールの可能性も。(後者の可能性が高いと見ている)
・故に、メジャーな死霊魔術師や異端錬金術師の可能性は低い。
ワシリーサ『本当はバチカンが情報開示してくれると助かるんだけどねぇ……ところで、アレイスター』チラッ・・・
アレイスター『何かな』
ワシリーサ『人間の躯に限界を感じた魔術師って……吸血鬼とかに憧れるものなのかしらねぇ』ニヤリ・・・
アレイスター『そういう魔術師もいるのかもしれないね……だが不死の君が、それを言うかい?』フフフ・・・
ワシリーサ『イヤねぇ。一応、死ぬわよん。聞いてみただけ♪』フフフ・・・
聖人の神裂でさえ、この2人を不気味と思った。
ステイル『……部長殿。兎に角「人外」の可能性は高いんだな?』
ワシリーサ『んー。まぁ何を人外と称するかにもよるけど……バチカン的に言わせれば確実に「異端(人外)」でしょうね』
ステイル『因みに、吸血鬼との関連性は?』
ワシリーサ『0では無い。例え魔術師の仕業だとしても、それはかなり「危ない実験」をしている魔術師の筈ね』
それこそ吸血鬼(死徒)化しようとしている魔術師かも……とワシリーサは黒い笑みを浮かべた。
ステイル『アレイスター。そういう訳だ。その報告データと彼女の話が事実だとすれば……必要悪の教会としても見逃せない』ジー・・・
神裂『いずれ、英国にも危険が及ぶ問題やもしれませんからね……学園都市とて例外では無い筈ですよ』ジー・・・
アレイスター『…………、』フム・・・
思う所があるのか、少々悩むアレイスター。
土御門は頭の中で優先順位を計算しながら、今回は英国側に乗るべきと判断し、追い打ちを掛ける事にした。
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