859:第E話―――サーシャ「とりあえず、ホームセンター行きたいです」 香焼「仕事で来たんでしょ」[saga]
2011/10/07(金) 01:04:54.82 ID:rufkjsd30
五和「……ごめんなさい」ボソッ・・・
香焼「は?」
五和「ごめんなさい……っ……ごめん、なさい」ポロポロ・・・
香焼「ちょ、な……えぇ?」タラー・・・
いきなり泣き出した。何が起こったんだ!? 僕は何か変な事聞いたか!?
五和「っ……違う……でも、ごめん」ポロポロ・・・
香焼「あ、ぅ……よ、よく分かんないけど、泣かないでよ」アタフタ・・・
五和「ん……粛、清……っ」グズグズ・・・
香焼「え」ピタッ・・・
五和「制裁……なのよ……止められなかった」グズグズ・・・
粛清? 制裁?
五和「兎に角……っ……ううぅ……香焼が、犠牲に……っ」ポロポロ・・・
香焼「……そう」ジー・・・
五和「だから……ごめんなさい」ポロポロ・・・
香焼「五和が謝る意味が分からないっすよ」ハハハ・・・
何となく察しがついた。要は今回の件の『責任持ち』が、サーシャを助けてしまった僕になったというだけの話だろう。
交渉を認めてしまった以上、都市側はサーシャを罰する事はしにくい。
かといって、この事件を『何事も無し』で片付けてしまえば、メンツが廃る。そこで見せしめ対象になったのが……僕か。
五和「うううぅ……ごめんなさい」ポロポロ・・・
香焼「泣くなよ。馬鹿みたいだ」クスッ・・・
五和「だってぇ……私が……っ……止められなかったから」ポロポロ・・・
香焼「所詮下っ端って事だよ……まぁ名誉の『鉄砲玉』さ」フフフ・・・
五和「馬鹿! そんな事言わないでよぅ……死んでたかも、しれないのに」ウウゥ・・・
多分、五和は『上』のその決断に反論したのだろう。だが無意味だった……まったく、御人好しめ。
香焼「謝るのはもういいから、そろそろ詳細教えてよ」チラッ・・・
五和「うぅ……っ……分かった」グズッ・・・
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