911:第F話―――香焼「自分は案外……幸せっすよ」[saga]
2011/10/09(日) 03:24:57.18 ID:oiuxRiMq0
―――とある日、PM09:00、学園都市第7学区、とある病院・・・・・
夕飯も終え、最近使用許可が出たシャワーも浴び、後は寝るだけ。
布団に潜って電気を消そうとした時……ノック4回。看護師さんか、と思いきや……全然違った。
神裂「……失礼しますよ」ガラッ・・・
香焼「あ……女教皇様」シャンッ!
神裂「……良いです。そのままで」カツカツ・・・
成程。五和が言ってたのはこの事か。
神裂「顔を出すのが遅れました。事後処理云々で……すいません」ペコッ・・・
香焼「い、いえ……態々すいません……あ、紅茶淹れますね」
神裂「そのままで結構です……寝ていて下さい」
と言われても、条件的に改まってしまうのが教徒の性(さが)。
神裂「ではいつもの様に、一、姉として……、」ジー・・・
香焼「……なら、はい」コクン・・・
しかし……今日の貴女は、『女教皇』として訪れた筈だが。
神裂「……両方ですよ」
香焼「そうっすか……とりあえず、座って下さい」
神裂「はい……ミルクティーを淹れますね」
アッサムの茶葉を取り出し、お湯とホットミルクを作る女教皇……カオリ姉さん。
その姿は……聖母の様な、普通の姉の様な……複雑な姿に見えた。
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