912:第F話―――香焼「自分は案外……幸せっすよ」[saga]
2011/10/09(日) 03:37:55.62 ID:oiuxRiMq0
お茶が入った後、暫時無言が続いた。互いに何を言いだして良いか分からない状況だった。
香焼「……暫くは」ボソッ・・・
神裂「え?」
香焼「都市に居るんすか?」チラッ・・・
神裂「……はい。禁書目録(あの子)の所にも顔を出して無かったので」コクン・・・
上条さんの顔、とは言わない。多分、今の姉さんは彼に逢える様な気分では無かろう。
ふと……辺りを見回す。
神裂「御見舞……沢山来たのですね」チラッ・・・
香焼「ええ。まぁ」
神裂「この街でも友達が増えていたのですか」
香焼「知らず知らずに、はい」ハハハ・・・
神裂「人徳ですね」フフフ・・・
そんな高尚なモノではない。ただ『みんな仲良く』なんていう幼稚園染みた思考の所為だ。
神裂「いえ。それこそ人間関係の起源にして頂天でしょう」
香焼「あはは……そんなモンすかねぇ」ポリポリ・・・
神裂「…………、」ジー・・・
香焼「……えっと」ウーン・・・
心中お察しします……なんて言葉は失礼だろう。だが、今の姉さんの表情は誰にでも読み取れてしまう。
香焼「その……そんな顔、しないでください」コクン・・・
神裂「……悪魔の様な顔をしていますか?」フフッ・・・
香焼「い、いえ! まさか!」アタフタ・・・
神裂「ふふふ……でも実際……悪魔みたいなモノです」
香焼「え」ピタッ・・・
物憂げな表情を見せ……再度微笑む姉さん。この人は相変わらず……色々背負い過ぎだ。
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