151:1[saga]
2011/10/08(土) 23:40:36.34 ID:Ytwh+CC40
ほむらは俯き、口を閉ざしてしまった。代わるように杏子が話し出す。
「話はついたみてえだな。ほむら、私は、お前が話してくれるのを楽しみに待つことにするよ」
まどかは杏子に向き直り、語りかける。
「…杏子ちゃんはさ、何でそんなにほむらちゃんの事情が知りたいの?」
「あー、話の内容は気にはなるが、そこが重要って訳じゃあないんだ。
なんつーかさ、事情を話してくれる、ってことが大事なのさ。正直、内容は二の次だ。
話してさえくれれば、それがどんなにブッ飛んだ内容だろうが、私は構わない。
ましてや笑い飛ばしたり、バカにしたりなんか、絶対にしない。ちゃんと最後まで聞くさ」
「…魔女を退治した後じゃダメなの?」
「ワルプルギスの夜に関する情報を、倒した後に知ったってしょうがねえじゃん。
たとえそれが、戦うときに何の役にも立たないものであってもな」
まどかはそれ以上聞けなかった。杏子の意思は固いと判断したのだ。
まどかはマミに向き直る。
「マミさんは、ほむらちゃんの力になってくれますよね?」
「さっきも言ったけど、魔法少女は魔女を倒すのが使命よ。見返りなんていらない。
この街に危害が及ぶのであればなおさらよ」
601Res/385.53 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。