過去ログ - ほむら「…まるで犬のようね」
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150:1[saga]
2011/10/08(土) 23:39:02.12 ID:Ytwh+CC40

 杏子は黙ったまま口を閉ざす。
 ほむらはまどかに聞いて頂戴と言う。

「こればっかりは、まどかの頼みといえど聞けないわ。
 これを話すと、知られたくない秘密のことや、
 私の持つ魔法の性質とその弱点まで曝け出すことにつながるの。
 私にとってそれは、致命的な事なのよ」

 まどかの表情が曇る。

「それって、マミさんや杏子ちゃんを信頼していないってこと?」

「それは違うわ。たとえ信頼している仲間であっても、
 話せることと話せないことがあるってだけよ」

「でも、それを話せば杏子ちゃんは協力してくれるんだよ?」

「………」

 ほむらの表情が若干引きつった。指先が忙しなく動いている。

「…ほむらちゃん?」

「………少し、考える時間を頂戴。
 ワルプルギスの夜を倒すには杏子の協力が必要。それは分かってるの。でも…」


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