153:1[saga]
2011/10/08(土) 23:43:09.12 ID:Ytwh+CC40
*
まどかの家へ向かう道の途中、しばらく続いた沈黙を破ったのはほむらだった。
「まどか、ありがとう。まどかは私のフォローをしてくれたのよね?それなのに、私のせいで……。
折角まどかがくれたチャンスを生かせなくて、本当にごめんなさい」
「ふぇ?あ、ああ!いいよいいよ、気にしないでほむらちゃん。
結局、私じゃあ、何も変えられなかったわけだし。
…その、ちょっと聞きたいんだけど、ワルプルギスの夜ってどんな魔女なの?」
「強大な力を持った大型の魔女よ。自分の結界に篭らず、現実の世界で暴れまわるの。
一般の人間からはその姿は見えず、大きな災害という形でしか認識できないわ」
「災害?もしかして、本当に街全体が危ないの?」
「ええ。でも大丈夫。私たちが必ず倒すから。犠牲者なんて絶対出させないわ。
だから心配は要らない。まどかは安心して避難してちょうだい」
「…避難……」
「ああ、ワルプルギスの夜が近づいてくると、おそらく街全体に避難勧告がでるはずよ。
…危ないから見に行こう、なんて考えちゃダメよ」
「そんなことしないよ。ほむらちゃん達が遊びでやってるわけじゃない、ってちゃんと分かってるから」
「…そう。それならいいの」
601Res/385.53 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。