207:1[saga]
2011/10/23(日) 12:21:47.21 ID:P8hJTuya0
ほむらは杏子の左手を掴み、引っ張る。
「お、おい、どこに行く気だ!」
「向こうにある廃工場よ。おそらくあの辺りのどこかに、まどかは居るはず!!」
「それならマミとゆまも連れてけば-----」
「……ああもう!」
ほむらはマミの手を掴む。
マミの時間も動き出す。
「-----はっ、これは?!」
「杏子!」
ほむらは、急かすように、早口で言う。
「ゆまは走れそうに無いわ。連れて行くのであれば抱えてて頂戴!」
「ああ」
杏子は、空いている右腕で、ゆまを脇に抱える。
ゆまの時間も動き出す。
「行くわよ、走って!!」
「え、ちょっと、何これ、暁美さん説明-----」
「そんなのは後にして頂戴!」
ほむらは、マミの問いに声を被せる。
「時間が惜しいわ。まだ何か言うのなら置いてくわよ!!」
ほむらは右手を杏子と、左手をマミと繋いだまま、廃工場へ向けて全力で走り出した。
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