過去ログ - ほむら「…まるで犬のようね」
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231:1[saga]
2011/10/30(日) 12:14:33.39 ID:vrMS+f+W0


「……ほむらちゃん? 目、どうしたの?」

「な、なんでもないわ。ちょっとお腹いっぱいで眠くなっちゃったの。そうしたらあくびが……」

「そうなの? まだ時間あるし、しばらく寝てても大丈夫だよ。わたしが起こしてあげるから」

「ありがとう、まどか。お言葉に甘えて、少し寝させてもらうわ」

 そう言うと、ほむらは目をつぶった。
 眠くなったと言ったのは嘘だが、目を閉じると不思議と睡魔に襲われた。
 そして、そのまま眠りに落ちる。

 寝息を立てるほむらの頭を、まどかは優しく微笑みながら撫でる。

  タッ、タッ、タッ、タッ、タッ

 微かに足音が聞こえてきた。
 ほむらが眠りにつくのを見計らったように、誰かが屋上へ上がってきた。
 
「おっす、まどか」

「こんにちは、鹿目さん」

 まどかは声の方を向く。

「……さやかちゃん。マミさん」

 名を呼ばれた二人は、真剣な表情でまどかに歩み寄ってきた。




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