過去ログ - ほむら「…まるで犬のようね」
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537:1[saga]
2012/03/04(日) 15:42:12.28 ID:7s5pwasZ0

 さやかは、あたしなんか集合時間に間に合ったことなんてほとんどないのにな〜、と話を締めた。
 ほむらは何も言えなかった。
 さやかが語った以上の事態の重さを----時間遡行しているからこそ分かる、現在のまどかの異常な状態を、ほむらは感じとったのだ。

「……今更なんだけど、こんなに話してもらってよかったのかしら?」

「ん? ……あ〜。そういやそうだね。
 まどかのプライバシーに係わるし、普通は出会って間もない相手には話さないモンだよね。
 でもさ、なんてゆーか、アンタなら大丈夫かなって思っちゃってたんだ。
 話してもきっと、まどかのことを嫌ったり、変な目で見たりしないだろうって。
 実際、アンタはまどかの心配はしてくれてるし、それでいて変な偏見を持ったりはしてないみたいだしね」

 さやかは何でもないことのように言った。
 その話しぶりはまるで親友に対するもののようであり、とても出会って三日しか経っていない間柄とは思えないほどであった。
 ほむらがさやかから聞いた話を頭の中で整理していると、一つの疑問が浮かんできた。

「それにしてもさやか、貴女、随分と詳しいのね。
 さっきのまどかへの対応も手馴れた様子だったし」

 ほむらの質問に、さやかは腰に手を当てて胸を張って答えた。

「まあね。こんなふうに発作が起こることがたまーにあるからね。
 最初はどうしたらいいか分かんなかったけど、暫くまどかと居るうちに覚えちゃったんだよ」



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