542:1[saga]
2012/03/04(日) 15:47:10.66 ID:7s5pwasZ0
「……何がまどかをそうさせているのかしら」
「さあねぇ……まどかに直接聞いてみても、『健康のため』とか『単なる趣味』とかって答えしか返ってこないんだよ」
「聞けば一応答えが返ってくるのね」
「うん。でもさ、なーんか引っかかるんだよ。
嘘ついて誤魔化してるってカンジがするような、違うような……」
「ちなみに貴女は何故だと思う?」
「うーん……」
さやかは腕を組んで、しばらく考えてから口を開いた。
「きっと、理由は無いんじゃないかな。
まどかも何で自分がこんな事やってるんだか、分かってないんだよ。
もしくは、ジンクスや縁起担ぎみたいなもので、きっと特に深い意味はないんじゃないかな。
だから理由を聞いても、まどかはそれっぽい理由を答えるしかなかったんだと思う」
さやかの言葉に、ほむらは得心がいった。
なるほど、聞いてみればたしかにそういう考えもありだろう。やはり、さやかは鋭い感性を持っている。
しばらく雑談を続けた後、さやかは幼馴染の見舞いがあると言って帰っていった。
その帰り際に、
「まさか、病院をハシゴすることになるとは思わなかったよ」
と呟いた。
ほむらは思わず笑ってしまった。
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