104:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/09/05(月) 00:58:45.45 ID:wbDVTs5Go
××××は×××が好きだった。
×××は××××を×××××××××××。
××、××××××××××××。
×××××××××××。
◆
三十八度五分、だった。
体温計を枕元に投げて、息苦しさに溜息をつく。インフルエンザが流行っているのだと、どこかで聞いたような気がする。
毛布にくるまりながら寝返りを打つ。薬を飲んで安静にするのが一番いいとはいえ、喉が痛むうえ洟がひどいので眠る気にもなれない。
瞼を閉じても眠気はちっともやってこなかった。安静にする、というのが気休めとしか思えなくなって、彼はベッドから起き上がった。
頭が熱でぼんやりしている。彼は部屋を出てリビングに向かった。コップに水を注いで飲み干す。少しだけ喉が楽になった。
冷蔵庫からスポーツドリンクを取り出して部屋に持ち込む。食欲はほとんどなかった。
平日、金曜なので家には彼以外に誰もいない。こんなに体調を崩すのはいつぶりだろう。思い出そうとして、すぐに諦めた。
体の震えは寒気からか、冷え込みからか、その両方からか。彼は嫌になってベッドに潜り込む。
汗がべたべたとまとわりついて気持ち悪い。額に手の甲を当てる。自分はどうしてこんなことをしているのだろう、と考えた。
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