127:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/09/05(月) 01:10:36.72 ID:wbDVTs5Go
普段は馬鹿ばかりやっていたミシマは、ときどき鋭いことを言う。以前と変わらない。彼は少しだけ嬉しく思った。
「おまえだってそうじゃないか」
彼は負け惜しみのようにそう答えた。ミシマは鼻で笑った。
「俺は根っからのオプティミストだよ」
分かれ道に差し掛かったとき、ミシマが不意に顔をあげた。
「今度、また会おうか。アキラも一緒に」
悪くない考えだと彼は思った。
「それじゃあ、また今度」
彼が言い切る頃には、ミシマは背を向けて歩き始めていた。
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