過去ログ - 「……俺はお前が欲しい」 「え?」
↓ 1- 覧 板 20
315:ツェペリ ◆G2/Yj5eh5U[saga]
2011/11/04(金) 19:13:02.52 ID:b/I28a1U0
恐らく12人の傭兵達の中では、最も実力があったと思える『刀の傭兵』。
シルバとフィーアの戦術によって彼は見事に攻める相手を間違えた訳だが、あるダメージを与えたのだ。
そう、彼にトドメを刺したフィーアにだ。
そのフィーアは、現在は襲い来る吐き気と凄まじい震えによってシルバの足元で座り込んでいた。
彼女は元々、傭兵達を殺す気は一切無かった。
戦闘不能……つまり『右肩や手足』を撃って、誰も死なない状況にしたかったのだ。
しかし彼女は最後の最後で突如シルバに襲い掛かった『刀の傭兵』を殺してしまった。
(……どう…しよう……)
グラグラ揺れる意識の中、フィーアはポツリと呟いた。
「……辛そうだから、アタシがおぶってあげるよ…時間が無い、急いで逃げないといけないんだ」
どんな過去があるかは知らないが、シルバは急ぐ。
この状態でいても状況は悪化すると彼女は考えたのだ。
432Res/224.34 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。