過去ログ - ブラスター・ブレード「我が手を取れ、恐れるな」
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◆kJCm.rf/1E
[sage saga]
2011/09/06(火) 02:58:03.05 ID:8NvcNBcc0
「――チ、アイチ!」
「……え?」
「どうしたんだよ、アイチ。ぼーっとして」
以下略
3
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◆kJCm.rf/1E
[sage saga]
2011/09/06(火) 02:59:49.50 ID:8NvcNBcc0
とはいっても、進路指導室はアイチのクラスからそう遠い位置にある訳ではない。
一分もかからないうちに辿り着くと、その扉をコンコンと二度ノックする。中にはもう先生がいる筈だ。
「どうぞ」
以下略
4
:
◆kJCm.rf/1E
[sage saga]
2011/09/06(火) 03:01:34.62 ID:8NvcNBcc0
「その事については特に問題はありまセン。ただ先導くん、最近あまり授業に集中出来ていないようですね?」
「え、……」
「ぼーっとしている事が多いように見えます。……何か悩み事でも?」
以下略
5
:
◆kJCm.rf/1E
[sage saga]
2011/09/06(火) 03:04:26.76 ID:8NvcNBcc0
(自分でもよくわからないんだよね。なんなんだろうな、あれ……)
アイチを悩ませているもの。教室でぼーっとしていた原因。最近授業に集中出来ない理由。
それは全てある『声』の所為にあった。
以下略
6
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◆kJCm.rf/1E
[sage saga]
2011/09/06(火) 03:05:55.16 ID:8NvcNBcc0
「森川くんと井崎くん……?」
学校帰りの寄り道だろうか。二人ともまだ制服を着ているのがぼんやり確認出来る。
二人ともこんな場所で何をしているのだろう。
以下略
7
:
◆kJCm.rf/1E
[sage saga]
2011/09/06(火) 03:08:22.12 ID:8NvcNBcc0
「いらっしゃい」
次にアイチが聞いた声は間違いなく人間の声だった。落ち着いた女性の声。
声のする方向にはレジカウンターがあり、そこの店番なのか髪の長い女性が座っている。
以下略
8
:
◆kJCm.rf/1E
[sage saga]
2011/09/06(火) 03:09:50.73 ID:8NvcNBcc0
「だあぁぁぁーっ! 負けたああぁー!」
それはアイチのよく知る声だった。
以下略
9
:
◆kJCm.rf/1E
[sage saga]
2011/09/06(火) 03:11:27.17 ID:8NvcNBcc0
エミというのはアイチの妹の事だ。
この少年はどうやら妹とアイチの事を知っているようだったが、アイチの方は……
(えっと……会った事はない筈、なんだけど、でも……)
以下略
10
:
◆kJCm.rf/1E
[sage saga]
2011/09/06(火) 03:13:12.61 ID:8NvcNBcc0
「改めまして。葛木カムイです。お兄さんのお話は妹さんから聞いてます。エミさんとはその……なかっ、仲良くさせて貰って……貰って……」
先程森川に怒鳴っていたような態度とは真逆に礼儀正しく挨拶するカムイであったが、それはエミの話題になった途端また急変してしまう。
顔を赤くして体を妙にくねくねさせている姿はどことなく気持ち悪かったが、その原因が解らないからか、それともその態度自体に気付いていないのか華麗にスルーしてアイチも自己紹介をする。
以下略
11
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◆kJCm.rf/1E
[sage saga]
2011/09/06(火) 03:14:44.88 ID:8NvcNBcc0
「えーっと……ヴァンガードファイターっていうのは……?」
「ヴァンガードをやる人間の事ですよ。お兄さんは知りませんか? ヴァンガードってカードゲーム」
以下略
12
:
◆kJCm.rf/1E
[sage saga]
2011/09/06(火) 03:16:13.72 ID:8NvcNBcc0
「ちーっす」
「こいつの連れだよ、アンタ達の噂している例の奴は」
「ん? 何?」
以下略
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