24: ◆1B0iEDnTxU[sage saga]
2011/09/06(火) 21:21:01.76 ID:FRdcbQBa0
見滝原の上空。
ドラゴンジェットの背の上でまどか達はマミの家に向かっていた。
風は予想通り強く、吹き荒んでいたが、凍える程酷いものではなかった。
25: ◆1B0iEDnTxU[sage saga]
2011/09/06(火) 21:33:14.57 ID:FRdcbQBa0
「!?み、未来!?」
驚いてドラゴンジェットから手を離しそうになったが、済んでの所で止めて顔だけをほむらに向けていた。
ほむらは、そのまま話を続けた。
26: ◆1B0iEDnTxU[sage saga]
2011/09/06(火) 21:35:57.49 ID:FRdcbQBa0
ほむらはその言葉に、押し潰される様な感覚になって喋らずにはいられなかった。
だが、その言葉をまどかに遮られてしまっていた。
「でも…!「エクスカイザーさんも言ったでしょ?」
「後悔はいつでも出来る、今はその時じゃないって…」
27: ◆1B0iEDnTxU[sage saga]
2011/09/06(火) 21:37:10.16 ID:FRdcbQBa0
「良いよ、あ、マミさんのマンション!」
二人が話している間にも目的地を目指して飛んでいたドラゴンジェットの上からマミの家のあるマンションが見えた。
まどかはそれに指していた。
28: ◆1B0iEDnTxU[sage saga]
2011/09/06(火) 21:37:46.80 ID:FRdcbQBa0
夜の町並み。
それを背景に跳ぶ影があった。
背中には、松葉杖を抱えた上条恭介を背負った佐倉杏子その人であった。
その顔は暗くは無かったが、思いつめたような顔をしていた。
29: ◆1B0iEDnTxU[sage saga]
2011/09/06(火) 21:38:13.25 ID:FRdcbQBa0
杏子は少し赤くなっていたが、恭介に顔を覗かれずに済んだ事に感謝していた。
「…約束したんだ、待っているって」
「さやかの答えを聞くまで、僕は待つって…」
30: ◆1B0iEDnTxU[sage saga]
2011/09/06(火) 21:40:04.63 ID:FRdcbQBa0
杏子はその言葉に振り返ると、まっすぐ見つめる恭介が立っていた。
その目は本気で、ただの思い付きで言っている訳ではないのはわかった。
「今日のを見て分かったろ?あんたはコッチ側に来るべきじゃない」
31: ◆1B0iEDnTxU[sage saga]
2011/09/06(火) 21:41:04.59 ID:FRdcbQBa0
恭介は了承しさらには土下座まで行なっていた。
頼まれるのは分かってはいたが、流石に土下座をするとまでは思っていなかったので、杏子は驚かされた。
「ちょ…!そこまでしなくても良いよ!」
「あたしはあたしのやりたい様にするだけなんだから」
32: ◆1B0iEDnTxU[sage saga]
2011/09/06(火) 21:42:47.27 ID:FRdcbQBa0
「あんたの覚悟、ちゃんと受け取ったよ」
「だから、心配スンナ」
「有難う…えっと…?」
33: ◆1B0iEDnTxU[sage saga]
2011/09/06(火) 21:43:22.90 ID:FRdcbQBa0
マミの自宅。
一足先に帰って来たマミはさやかをリビングのソファーに寝かせ。
皆に出すように紅茶を入れていた。
34: ◆1B0iEDnTxU[sage saga]
2011/09/06(火) 21:43:49.65 ID:FRdcbQBa0
「嘘仰い!貴方は確か死なないって言ったじゃない!」
その態度が気に入らず、言葉を荒げてマミは振り返り、問い詰めていた。
「確かに死なないと言ったさ、それは穢れが溜まりきると、君達は魔女に生まれ変わるからと言う意味だったんだけどなぁ…」
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