10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/09/09(金) 01:13:32.19 ID:iPhPIt55o
ここで私はおもちゃの携帯を拾った時の事、その後、唯という人からの頭の中の携帯着信の事、その唯という人が架空の人なのか現実に存在する人なのかどうか分からない疑問、全てを話した。
純『うーん、なるほどねぇ』
梓「やっぱり私の空耳だよね。こんなの非現実すぎるし」
純『かもしれないけどさ。でももしもだよ?またその人からまた電話があった時、確かめる手段、1つだけあるよ』
梓「どんな?」
純『えっと――』
ここで私は純から相手の人が現実の人間か確かめる方法を聞いた。
正直まわりくどい手段だとは思うけど、理にはかなってはいるとは私も思う。
純『今度その相手の人からかかってきたら試してみるといいよ。そうすればその人が実在の人か分かる筈だから』
梓「でも、かかってくるのかな?だってさっき約束した5時にかかってこなかったんだし」
純『どうなんだろうね。でもさ、もし電話きたらしっかりやりなよ?』
梓「うん……」
純『また困ったことがあったらいつでも相談しなさいな。この私がどーんと受け止めてあげますからっ!』
梓「はぁ……」
純『ほら、もっと元気だして!そんなんじゃいつまで経ってもいい人できないよ』
梓「そうだよね、わかった。もしもまたあの人から電話あったらさっき言われた方法試してみるね」
純『おっけー。それじゃまた電話するからさ、今度はもっとゆっくり話そっか』
梓「うん、今日はありがとね、純」
そういって私は受話器を置いた。
人付き合いを拒否している私にとって純は唯一気を許して話せる相手だ。
そんな相手と電話越しとはいえ話すことが出来たから少し気が楽になったような気分かも。
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